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ほとんど誰も読んでないブログ(笑)。

テン・イヤーズ。

はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと

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10年間といえば2011年から2021年まで。2010年代をほぼほぼカバーしていますね。

2011年といえばなんといっても東日本大震災がありました。大災害をきっかけに人生が大きく変わった人は多いのではないでしょうか。

さいわい僕自身は直接震災の被害は受けませんでしたが、精神的に、とくに仕事に対する考え方はかなり変化したと思います。

それまではぜったいに地元(埼玉のはずれの小さな町)では働きたくないと思っていて、電車で1時間も2時間もかかる都内や近隣の都市までフウフウ言いながら通っていました。

震災当時は旅行会社で添乗員をしていたのですが影響でほとんど仕事がなくなってしまいました。

地震が起きた3月といえばぽちぼち花見のシーズンが始まる頃。例年ならいっぱい出ている東北の桜を観に行くツアーはすべてキャンセル、おまんまの食い上げです。

そんなとき急場しのぎに自宅から車で20分ほどの場所で倉庫作業のバイトにつきました。

仕事は遅くとも6時ぐらいに終わり、まっすぐ帰れば十分に家で夕ごはんが食べられる時間です。それまで帰宅は夜の9時10時が当たり前だったのに。

倉庫作業を終えて家へと帰る途中、車の窓から夕焼けの空を見ながら「こんな生活スタイルも悪くないかもなー」と思ったのを覚えています。

その後も何度か仕事を変わりましたが、通勤先はほとんどとなり町、車で30分前後の場所ばかりです。通勤電車に長時間揺られていた毎日ははるかむかしのことになってしまいました。

それからの10年あまり、個人的にはそれほど大きな出来事もなくなんとなく過ぎ去ってしまった印象ですが、生活のうえでは「地元モード」に切り替わった10年間だったなあと思います。

愛車との別れ。

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今月はいろいろと大きな出来事が、しかもやや残念な出来事が重なったのだが、

 

そのうちのひとつ、8年ほど乗った車をついに手放した。

 

中古で買って走行距離も10万キロを超えてしまったし、

 

今月で車検も切れるのでこの際、ということで。

 

自分のいまの収入では維持していくのが大変という理由もある。ガソリン代は仕方ないとして、今回のような車検の費用、そして年に一度の保険料‥‥

 

両親が使っているもう一台の車があるので、しばらくこれを共用させてもらうことにして、思いきって手放してみようと。

 

まあ、少しずつ身辺整理していきたいなという気持ちもあるにはあるが、もしまた気に入った車が見つかれば乗ってみたいなと思っている。フトコロと相談だが。

 

自分はドライブは好きだけどクルマそのものにはあまり詳しくない。改造したりパーツに凝ったりというのもあまりなくて、

 

メンテナンスに関してもあまり積極的でなく、乗って乗りっぱなしという感じだった。あまり洗車も熱心にしなかったし。クルマにはちょっと申し訳なかったなと思っている。

 

遠乗りすることもほとんどなくて、もっぱら仕事への行き帰りや近所をまわるゲタがわりにしか使えなかったのも残念だった。

 

あまりいいオーナーではなかったなと、つくづく反省する。

 

しかもあと数ヶ月で処分というときになって暗い夜道で思いきり電柱に接触してしまい、側面を大きくへこましてしまった。修理しないでそのまま手放すことにしたが。いやー、最後の最後にホント情けない。

 

車を買った店に売りに持っていったら、社長が呆れた顔で「こりゃ下取りの値段つかないねー」と言ってたが、それでもお情けみたいに2万円渡してくれた。

 

万札2枚で、クルマとの縁があっさり切れてしまった。

 

いろいろと波乱万丈だったこの7、8年間を、まるで自分を支えるようにともに走ってくれたロードスター。最後の日にはその雄姿を写真に収めた。

 

まだ愛車ロスの寂しさから抜け出せきっていないが、次はもっといいオーナーのもとに行ってほしいものだ。

 

そしてどこかの街角でまた再会したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

残り4分の1。

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10月に入った。

 

昨日1日は映画のサービスデーということで、近くのモールへ話題の「TENET」を観に行った。

 

感想としては、うん、まあまあかなー、といったところ。映像がすごいとネットなどでもちきりだが、ぶっちゃけ単なる逆回しじゃん、という感じもしないではないし。元も子もない言い方ですが。

 

あと、これもよく言われてるけど、何が起きてるのかひと目では分かりにくい部分もあって、だからこそ何度も観るとか、DVDやブルーレイが出たら買う人も多いようだ。

 

でも逆行の構造を正確に把握するためにだけ、もう一度観ようとは思わないなー。ちょっと長いし。

 

映像的には同じ監督の「インセプション」のほうがインパクトはあって話も面白くできてたような気がする。

 

‥‥というわけで、昨日は映画鑑賞のあと夜からバイトという慌ただしい月はじめの1日だった。

 

それにしても10月ということは、今年ももう残り4分の1しかないではないか。

 

1年あっけないとよく言うけど、今年はとくに速い。気がついたらもう10月?  うっそー!  って感じだ。

 

ネット上でも同じような驚きの声が聞かれるので、これは僕だけに限らず、多くの人がとりわけ今年は時の流れが速いと感じているのだろう。

 

おそらくこれもコロナが原因なんだろうなー。

 

感染者の数に一喜一憂し、政府の対策などに振り回されてるうちに日々が過ぎてしまったという感じだろう。

 

もちろん感染しないことが第一だけど、あまり世の中の動きに合わせて右往左往せずに自分のペースを確保することが大切な気がする。

 

せめて年末までの残り3ヶ月、自分のペースを見失わずに日々を重ねていきたいと思う。

 

あー、「TENET」みたいに時間が逆行してくんないかなー‥‥。

田んぼのディスタンス。

 

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6月に入った。

 

非常事態宣言も解除され、今週から近所の図書館も再開、マクドナルドも店内が利用できるようになった。

 

個人的には一番のヤマは乗り越えた印象だ。もちろん地域によっては第2波の感染が起きていたり、僕の暮らす地域だっていつまたクラスタが発生するかわからないが、このまま何もなければ当たり前の日常にソフト・ランディングできるのではないかと。

 

都内で毎日のように3ケタの感染者が出ていた時期もあまり危機感は感じなくて、どこか対岸の火事を見てるようだった。

 

これには自分の住んでる地域で感染者が出たという情報がほとんどなかったからだろう。不気味に静まりかえってる雰囲気だった。

 

思ったよりも大ごとにならなかったのは、このあたりの地域特性もあるかもしれない。

 

うちは県境ギリギリの場所にあり周囲は水田地帯に囲まれている。

 

県境の川は数キロほど行かないと橋がなく、となりの県と行き来できない。人の流れが川でせきとめられてるかっこうだ。

 

そのうえ周囲は田んぼに囲まれ、となり町までは車で20分ぐらい走らないと行き着けない。電車も通ってるけど駅まで遠かったり本数が少ない、乗り換えが面倒などの理由でこのへんの人たちはたいがい車で移動する。

 

鉄道をあまり使わないのも感染をまぬがれた原因のひとつだろう。

 

何よりもまわりから田んぼで隔絶されてることが大きい。今は合併したけれど、うちのへんと車で20分ほど離れた市街地はもともと別の市だった。市街地のほうでは感染者も出たらしいがこのへんにはまるで影響はなかった。

 

田んぼに囲まれ孤立している、そんなネガティブな要素が今回はいい方向に働いたのだろう。地域全体が自然にソーシャル・ディスタンスを保てていたということだ。感染者が1人も出ていない岩手県と同じケースにあたるだろう。

 

巣ごもり生活というよりも田ごもり生活。ステイホームじゃなくてステイ田んぼw

 

あまりバカにするのはやめましょう。

時代は変わるか?

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そろそろ状況はアフターコロナというやつにシフトしつつあるのだろうか。

 

この何ヵ月かの自粛の日々を経て、人々の意識は大きく変化したのだろうか。

 

評論家の東浩紀氏はコロナ収束後も世の中は変わらないだろうとツイッターで発言している。

 

氏は東日本大震災直後、社会が大きく変わるだろうと考えさまざまなアクションを起こしたが、結果的にはそういう風潮に利用されてしまったという。

 

僕も震災直後は、これをきっかけに社会は変わるだろうと考えた一人だった。

 

でもそのあと10年近い年月が経過したいま、振り返ってみるとやはり元の鞘におさまってしまった印象だ。

 

今回のコロナが収束したあとも、以前のとおりお店は再開し、イベントが開催され、街には人が集まるだろう。自粛要請を受けて倒産や廃業に追い込まれた人たちもいるだろうが。

 

それでたしかに「めでたしめでたし」かもしれない。でも、このステイホームやリモートワーク、ソーシャルディスタンスといった新しい生活スタイルから僕たちが得たものはなかったろうか。そこから学んだ経験を生かさずに旧来に戻ってしまっていいのか。

 

ま、世の中じたいは今後も変わらなかったとしても、僕自身の意識は若干変化している。あの大震災を経験したあとのように。

 

感染の危険が去ってもリーマンショック並みの大恐慌が来れば、それまでの常識は通用しないだろう。コロナ後の社会、どこへ行く‥‥。

 

 

コロナの日々を書き残すプロジェクト。

 

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 ほぼひと月、このブログから遠ざかっていたがそれには理由があって、

 

 「集団日記」という、みんなが綴った日々の記録を集めるという試みに参加し、そこで毎日のように日々の出来事をUPしていたからだ。

 

 コロナの感染拡大、非常事態宣言を受けて僕らの生活は大きく様変わりした。不安が絶えない毎日だが、それでも勇気を出して一歩ずつ踏み出していくしかない。

 

 そんな日常を日本各地に住む人々がそれぞれの視点から綴った文章が、フリーライターの与儀明子さんの手によってひとつのブログにまとめられている。

 

syuudannikki.wordpress.com

 

 

 なにげない日常がのちにこの時期を振り返るときに、貴重な証言になるだろう。

 

 願わくばその頃はこの事態も収束しててほしいもんだけどね。

自粛月間。

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前回ブログを更新してからほぼひと月。

 

世間的には非常事態宣言、自粛自粛の1ヶ月だった。

 

個人的にはそれほど大きな生活の変化はない。かなり地味めにだが外出もしてるし、新しく始めたバイトもそこそこ忙しい。

 

ま、もともと自分の生活なんて、みなさんの自粛した生活とそれほど変わらないレベルってわけだ。みなさんが自粛して、やっと俺の生活と同じぐらいのレベルになったってこと。やったね、時代が俺に追いついたねw

 

ヒマなのと若干運動不足気味(ジムがずっと休業してる)なので、昨日今日と2日続けて近所の土手に散歩に出た。昨日は空に飛行機雲がクロスしていた。

 

眺めてるうちにはじめはシャープだった飛行機雲は風の流れでしだいにかたちが崩れていき、やがてかき消えた。

 

こんななんでもないこともそこそこ楽しく感じられるのが自粛生活の良さっていえば良さっていうか。

 

最近悟りの境地だ。