blog-chronicle 【ブロニクル】

ほとんど誰も読んでないブログ(笑)。

「傷だらけの天使」まとめて見てる。

f:id:nanasee:20190528072215j:image

 

スカパー日本映画専門チャンネルが、

萩原健一追悼特番として

傷だらけの天使」全話一挙放送したのを、

録画して少しずつ見ている。

オープニングの軽快なテーマ曲、シビれるねー(昭和の死語)。

昔のドラマって半年間、全26回放映が普通だったから、

こうしてまとめて見ると見応えあるわ。

僕はテレビで演技してるショーケンってほとんど見てなくて

「前略おふくろ様」も「太陽にほえろ!」のマカロニ刑事も知らなければ、

名作といわれるこの「傷天」もほぼ未体験だった。

今回こうして見てみると、やっぱ当時としては新鮮だったんだろうな。

行き当たりばったりに見えるストーリー展開や演技、レギュラー陣それぞれのキャラで物語をまわしてく手法、

何よりも主役2人からあふれる自由な雰囲気。

破れかぶれな中にも哀しみがただようショーケン。彼もいいけど水谷豊もヤバすぎる。こんなヤツいま見てもヤバい。

ストーリーは言ってみりゃ付け足しで、ほとんど2人のキャラでもってるようなドラマだ。

やたら旅に出たり、当時流行ってたアメリカン・ニューシネマの影響もモロ受けている。

そして「傷天」にインスパイアされたドラマや映画が、その後も続々と作られている。

文化ってこうやって継承されていくんだろうな。

たしかに令和の時代から見ると思いっきりドロくさいけど、

時代の空気を真空パックして丸ごと保存した貴重な映像作品だ。

ショーケンは「傷天」のなかで永遠に生きている。