愛車との別れ。
今月はいろいろと大きな出来事が、しかもやや残念な出来事が重なったのだが、
そのうちのひとつ、8年ほど乗った車をついに手放した。
中古で買って走行距離も10万キロを超えてしまったし、
今月で車検も切れるのでこの際、ということで。
自分のいまの収入では維持していくのが大変という理由もある。ガソリン代は仕方ないとして、今回のような車検の費用、そして年に一度の保険料‥‥
両親が使っているもう一台の車があるので、しばらくこれを共用させてもらうことにして、思いきって手放してみようと。
まあ、少しずつ身辺整理していきたいなという気持ちもあるにはあるが、もしまた気に入った車が見つかれば乗ってみたいなと思っている。フトコロと相談だが。
自分はドライブは好きだけどクルマそのものにはあまり詳しくない。改造したりパーツに凝ったりというのもあまりなくて、
メンテナンスに関してもあまり積極的でなく、乗って乗りっぱなしという感じだった。あまり洗車も熱心にしなかったし。クルマにはちょっと申し訳なかったなと思っている。
遠乗りすることもほとんどなくて、もっぱら仕事への行き帰りや近所をまわるゲタがわりにしか使えなかったのも残念だった。
あまりいいオーナーではなかったなと、つくづく反省する。
しかもあと数ヶ月で処分というときになって暗い夜道で思いきり電柱に接触してしまい、側面を大きくへこましてしまった。修理しないでそのまま手放すことにしたが。いやー、最後の最後にホント情けない。
車を買った店に売りに持っていったら、社長が呆れた顔で「こりゃ下取りの値段つかないねー」と言ってたが、それでもお情けみたいに2万円渡してくれた。
万札2枚で、クルマとの縁があっさり切れてしまった。
いろいろと波乱万丈だったこの7、8年間を、まるで自分を支えるようにともに走ってくれたロードスター。最後の日にはその雄姿を写真に収めた。
まだ愛車ロスの寂しさから抜け出せきっていないが、次はもっといいオーナーのもとに行ってほしいものだ。
そしてどこかの街角でまた再会したい。