ララ・ランドはバカ・ランド?
スカパーで久しぶりに『ラ・ラ・ランド』を観た。
たしかアカデミー賞本命と言われながらギリギリで逃した作品だ。
たしかにこのストーリーではちょっと厳しいかもなーと公開されたときも思った。
最後の「仕掛け」なんて思わず失笑しそうになったし。
ま、ある種の「おバカ映画」かもしれない。
もちろん、いい意味の「おバカ映画」だけど。
ミュージカル映画って、基本おバカな面があるんじゃないかと思う。
「ラ・ラ・ランド」も話がおおざっぱという声もあるが、ミュージカルってだいたい話がおおざっぱだし。
見るほうも演じるほうもどこかバカにならないと、セリフの途中でいきなり歌いだすなんて展開は受け入れられない。
新しいほうの『シカゴ』で、リチャード・ギアが初めて登場するときのあのバカっぽさは何回見ても笑える。イコール楽しい気持ちにさせられる。
なんか演じてる本人も吹きそうになってないか、あのシーン?
『ラ・ラ・ランド』のあの「仕掛け」もそうとうバカっぽい。あのまま終わったらちょっと腹立たしかったかもしれない(笑)
とにかくバカになって楽しんじゃおう、というのがミュージカル映画を楽しむコツじゃないだろーか?